ちょっと奇跡だった長崎祭典。
クリームソーダがなんだか高くなったなあ。
クリームソーダは500円を超えて欲しく無い。
お店の雰囲気が良くてもクリームソーダが650円とかだとガッカリだー!
残暑お見舞い申し上げます。
夏を振り返ってみたいと思います。
7/15〜30日、第27回長崎県子ども舞台芸術祭典。
毎日感染者数が最多更新される真っ只中。
中止になった公演も有ったけど全25日27ステージ、無事に開催されました。
チカパンは全部で9ステージ。
スタートは諫早市。
演目は「チカパンの大道芸!!」
いつ中止連絡が入ってもおかしくない状況。
初日という事もありこれまでに無い緊張と恐怖を抱えて会場に着いた。
中から子どもたちがたくさん出てきて搬入を手伝ってくれた。
元気な子どもたちの姿を見たらやっと正気に戻った。
私のエンジンがかかった感じ。
よし、やったるで〜。
上演後に少女からもらった絵。
上の方に白い鳥が飛んでいる。
希望が湧いてきた、がんばろう。
仕事ができることが奇跡。
私は上演に感謝し、ただ集中する!
それからは順調だった。
長与町では長崎銘菓「よりより」をもらう。
観に来てくれた子どもの手作りだ。
ごま油がきいててしょっぱくて美味しい。
ビールが呑みたくなったけど6月末から私は断酒をしていた。
無事に上演が出来るように体調管理と願掛けもあった。
けん玉が得意な子、チェロを弾く子、入学以来一度もプールの授業が無い3年生、いろんな子に出会った。
海の町、三重地区。
体育館に子どもたちがたくさん。
大勢の観客と対面するのは実に久しぶりで興奮してしまう。
誰かが観てくれて初めて成り立つ私の仕事。
長崎はビワが美味しい。
F本さんの手作り超絶品ビワゼリー。
F本さんは原爆を赤ちゃんの時に体験している。
私は今夏で4回目の登板なので各地で懐かしい再会がたくさん有った。
一箇所、一箇所でみんなと別れる時にちょっと寂しくなる。
3回は食べたかな、ちゃんぽん。
これは牡蠣が入っていてダシがとても美味しい。
焼き物の町、波佐見町では波佐見焼のペンダントをもらう。
ちょっとおしゃれをする時に(あんまり無いけど)使っています。
平戸大橋を渡り平戸市へ。
しばらくはこの橋を行ったり来たり。
南部の大自然に囲まれた中津良地区。
ホタルがたくさん飛ぶところ。
緑がこれだけ豊かだとやっぱり太陽もやさしい。
東京とは全く違う暑さである。
ここまで5ステージやれた。
ニュースは感染者がどんどん増えている事ばかり。
上演が出来ていることはまさに奇跡だった。
休みの日、もっとも美しいと言われる根獅子(ネシコ)の浜に行ってみた。
私の写真では伝わらないな〜、、、
どれだけ美しいかと言えばおそらく近いうちに遊びに行くほどです。
この日も泳ごうと思えば泳げたけれど。
上演が残っていると無邪気に遊べない、気の小さい私だ。
クラゲに刺されたらどうしよう、とか人前に出れないほど陽に焼けたらどうしようとかさ。
いろんなところに行けていいですね、よくそう言われるけど。
仕事が残っていると景色も見えないタイプです。
でもそんな私でも根獅子の海には一目惚れ。
さあ、後半戦。
平戸市田平町。
実行委員会の人が楽屋に出してくれた名物河内かまぼこ。
板がなくてストローで巻かれている。
濃厚でとても美味しい。
上演後、目録を頂く。
東京に帰ってきたらこの目録が玉手箱に変わる。
この長崎祭典は子どもと舞台芸術との出会いを通して、子どもたちが生き生きと育つ地域づくりを進めている。
各地の実行委員会が主催者になり県内の子ども劇場が徹底的にサポートしている。
平戸市の最後は紐差町(ひもさし)。
突けばピョン!と跳ねるような反応の良い子どもたちだった。
こんな風に返ってくると疲れは無くなりパワーがチャージされる。
たいへんうまく出来ている。
翌日の公演は中止が決まった。
それではここで!劇団のメンバーを紹介します。
なくてはならない相棒、ウクレレ〜!!!
5コードくらいしかおさえられないチカパンに文句も言わずに鳴ってくれる。
子どもも私も鳴り物大好き。
ベリンガー2台、アンプスピーカー!!!
パントマイムは音楽が欠かせない。
また、チカパンは喉が弱いので(芝居からパントマイムに転向した理由の一つ)ピンマイクも欠かせない。
ライト〜!!!
300ワットだけど年季が入ってきたチカパンの顔を照らす女優ライトは欠かせない。
みんな欠かせない大切なメンバー。
故障せずに最後まで踏ん張ってくれた。
実は劇団ひとり、では無いのでした。
さてさて残すはあと2ステージ。
島原の保育園で上演。
懐かしい人にびっくりするほど美味しいそうめんを頂く。
今まで揖保乃糸が一番美味しいと思っていた私が愚かでした。
しかし頂いてばっかりだなあ!
そして、、、
大村湾を左に見て佐世保へ。
ラストは佐世保市の小佐々地区。
こさざ児童クラブを中心にいろんな年代の人が観に来てくれた。
昨年も観た子どもが多かったのでこの上演だけ内容を少し変えた。
変えたの、わかったかなあ?
かくして9ステージが無事に終わった。
この状況で、ちょっと奇跡だった。
相変わらず感染者数は最多を更新していた。
決行してくださった各地の実行委員会の皆様に感謝しかありません。
不安も有ったであろう観にきてくれた皆様、本当にありがとう。
そして最後に多くの困難な障壁を乗り越えて、27回目の祭典をやり遂げた長崎県の子ども劇場の皆様、お疲れ様でした。
呼んで頂けたことを誇りに思っています。
そして、オマケ。
東京に帰ってから数日後、あの目録をもらった「たびら子どもの未来を育てる会」から玉手箱が我が家に届いた。
海のご馳走がぎっしり詰まっていたとさ!
もちろん、お酒も解禁したとさ〜!!!