春が来た〜。
長い長いトンネルを抜けて光りが見えてきた。
三度目の正直。
延期が続いた埼玉県北葛飾郡の幼稚園で上演。
打ち合わせの時に年少さんだった子どもが今春卒園。
ギリギリセーフで間に合った。
コロナ禍でずっと園児全員集まることをやめていた。
この日は久しぶりにみんなが一つ所に集まった。
園も母の会も不安を抱えながらの実施。
担当者がバトンを渡しチカパンを繋いでくれたことが嬉しかったな。
小学校へ上がってもみんながんばってね。
この上演を皮切りに3月はようやく仕事が帰ってきた。
愛媛県、NPO法人松山子ども劇場21。
ようやく都民の無料PCR検査が始まり経済的には有難いが結果を待つ恐怖は変わらない。
今月は何度もそんな恐怖を乗り越えた。
まあ上演が出来るのだ、このくらいなんのその。
以前は平土間上演が主だったがコロナ禍でホール上演が続く。
初めは戸惑ったがだんだんチューニングが合ってきたかな。
配信はやらない、ホールはやらない、そんなことは言ってられなくなった。
ダンボールいっぱいのみかんを頂いた。
全部味が違っていて全部美味しかった。
しばらくビタミンCには事欠かなかった。
前回来た時は約10年前。
事務局が若返っていたけど、チカパンはそうはいかない。
「それじゃまた10年後に、、、」
いやいや、ちょっと待ってよ〜(^◇^;)
がんばるぞ〜。
松山子ども劇場21のみんな、ありがとう!!
長野県は須高(すこう)子ども劇場へ。
「リトルピーシーズ」と「いっしょにパントTIME!」を上演。
初日の出番前、幕裏で待機しているとこんな光が射していた。
きれいだなあって思っていたら、、、これはウクライナカラー!
どこかで戦争が有りどこかでパントマイムを観せている。
処理のできない気持ちを抱えてみんな自分のやるべきことをやる。
上演後、募金箱をもらう。
コロナ禍の創造団体が大変だろうとみんなが集めてくれた。
ありがとう!!!子ども劇場だって大変な筈。
これに応えるには一つしか無いね。
泣き言言わずに一途一心、磨きをかけて又来ます。
須高のみんな、ありがとう!!!
次行ってみよう〜。
長野県は更埴子ども劇場で「パンパカパントマイム」。
パンパカバッジをこんなに作ってくれて盛り上げてくれた。
88歳のパーント博士による愉快、痛快、魔法使いなパントの数々。
目を以って見ず心を以って見れば、見えないもんが見えてくるんじゃ〜!!
私達のラインナップの中で一番若い作品。
みんなに観てもらってまだまだ成長しそうです。
この春、JKになるキラキラした3人がこれをくれた。
聞けば保育園の頃に私を観たと言う。
おばすて、、、
名月の夜、信濃の姨捨山に捨てられた老女が現れて舞を舞うという。
私、舞ってきました。
信濃は更埴子ども劇場で、、、。
香川県はマイシアター高松へ。
3回続けて行った最終回。
午前中は初めて体験する低学年の子どもたちと思いっきり遊ぶ。
午後は3回目の体験となる高学年の子どもたちとどんどん創作する。
だってね、壁や綱引き、カバンの固定より
作品創りがパントマイムの最大の魅力なんだよ。
自分のアイデアを動いて人に見せる。
勇気がいるけど思い切ってやってみると楽しいことがきっとわかる筈。
チャレンジしてくれてありがとう。
みんな本当にとても素敵でした。
高松から帰京して人形劇団ひとみ座さんの新作を観に行った。
演出の北村直樹さんの隣でほんの少し動きのお手伝いをさせてもらった。
当日パンフにはチカパン振付になっていたけどとんでもない。
ほとんど形が出来上がっていて私は重箱の隅を突いたような感じだ。
だけど流石、老舗のプロ集団。
私が一言アドバイスをするとすぐにやれてしまう。
どんどん変わる。
細部にとても丁寧な演出の北村さん。(私はジャガさんと呼ぶけど)
紳士的で穏やかな物言いで新作が立ち上がっていく。
その様子をほんの数日だったけど見ることができて幸せだった。
桜を追ってひとみ座の新作「ふしぎ駄菓子屋・銭天堂」が開花。
ものすごくたくさんの子どもたちの瞳が見つめることになるだろう。
春が来た、春が来た、どこに来た?
山に来た、里に来た、劇場に、来た〜!!!