東大和でパンパカパンッ!
私はパントマイムが好きでその上子どもが好きだったので現在の生業に至った。
それぞれの好きな理由はまた別の機会に語るとして、全国には子ども劇場、おやこ劇場という組織が在る。
一番初めの劇場は1966年、福岡県で生まれた。
1966年と言えばビートルズが来日した年。
そして私が生まれた年!子ども劇場は私と同い年なのね。
酸いも甘いも噛み分ける、円熟した年頃である。
この写真、昨夜のリハーサル時の写真。
76歳のパン屋のお婆さん、稽古だからノーメーク!!!
まあ、いいです。
今回は30歳になった東大和市の東大和子ども劇場です〜。
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ゴールデンウィークに入ってすぐの日曜日。
演目は『パンパカパントマイム』
この日までに東大和のみんなと2回会っていた。
1回は劇場まつりでパフォーマンスをして、2回目は事前ワークショップをやった。
子ども劇場はただ上演して帰るだけではない。
そこをめんどくさい、と感じるか面白いと感じるかでこの生業に向いているか、いないかが分かれるであろう。
ワークショップでパネルのパントマイムをやった。
そしたら早速、お家の襖でやってくれた。
家族で大笑いしてやったんだって!
こういうの、私ものすごく嬉しいわけ。
上演前にみんなと遊んだり、ワークショップしたりしてジワジワと東大和のみんなとチカパンの距離を縮めていく。
種を蒔いていく。
そして上演当日、花が咲く。
たくさんの会員さんが来てくれました。
ホール上演、平土間上演があってチカパンは主に平土間。
大道芸とホールの中間みたいな平土間に自前の幕とライトを建てる。
私は身長が150センチ(あるか無いか)
小さな表情が届くためには観客との近い距離が重要である。
コロナ禍は距離をとる措置でホールが多かったからキツかったなあ。
へんしんっていうよりへんじんだよね。
さて、子ども劇場では上演の前に「お約束」がある。
携帯電話の電源を切る、立ち歩かない、お菓子を食べないなどなどなど。
それを練習して子どもたちが行う。
この日はワークショップに参加してくれた高学年の子どもが、洒落たマイムでこれをやってくれた。
鑑賞するだけでなく、いろんなアプローチでパントマイムに近づいてくれる。
私はボールを投げるのではなくキャッチボールしている気分で楽しい。
控え室も愛情たっぷりの準備がされていた。
本日の演目の主人公、パーント博士が虹を渡っている。
部屋の壁のシミまでこんな風に隠してくれてた!
うんと楽しませたいって自然に思うよね。
ありがとう❤️
生業、だから。
もちろんお金をもらっている。
だけどプライスレスなものもたくさんもらえる。
だから続けられている。
子どもの絵って枠にはまらない味があるところが魅力だ。
上手い、下手では測れないものがある。
そういうパントマイムが無敵だということをおそらくパントマイムを生業にしている人はみんな知っているはず。
私も君が大好き〜❤️
東大和のみんな、ありがとう。
楽しかった?
私、楽しかったな!へへへ
さあ、只今5:59。
今日はこれから大阪に出発。
枚方市の子ども劇場に事前ワークショップである。