風の又三郎だったような気がする。
福島県伊達市の某幼稚園で上演をし、岩手県に入った。
まずは盛岡子ども劇場。
みんなとは久しぶりの再会。
上演は子どもから大人までたくさん観に来てくれて
いい感じで盛り上がる。
別れ際、写真を撮ろうという事になって…
ポーズ、どうする?なんかない?ピースじゃつまんないよね。
やっぱこれかしら…
アイーン!!!
盛岡子劇のみんな、どうもありがとう。
また来るね〜(また呼んでね〜)
そして翌日から文化庁の派遣公演が始まった。
昨年度に引き続き2回目の登板。
二戸、奥中山、滝沢市、釜石、一関、いろんなところに行けた。
二戸の中学校。
よっしゃー、完全燃焼するぞー
ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
場所もそうだが、こども園、小学校、中学校、支援学校と今回は様々な年代に届けることが叶った。
何処へ行ってもとても緑が深い。
車窓の大自然に見惚れてしまう。
ある体育館での上演後、片ずけをしていたらなんとも心地の良い涼風が吹いて来た。
思わず私は「ああ風がとっても気持ちイイねえ、もう秋なんだねえ〜」
そう言った途端、物凄い勢いの突風が吹いた。
重ねていた書類があっちにこっちに散らばってしまった!
その風の感じがね、子どもが褒められて、嬉しくてヒャッホーウ!ってなったようだったの。
書類が散らばって困ったけど意地悪な感じで無くてそんな感じの風だったんだよね。
風の又三郎だったような気がする。
子どもたちに会わせてくれて上演を支えてくれたのはこの二人。
ミッツとガマさん。
ラーメンが好きでお酒が好きで。
だからアフターファイブは楽しいわけ。
奥中山の支援学校での上演のときのこと。
終わりの唄を私が歌い出したら少女が飛び出して来て、隣でダンスを踊り始めた。
そのダンスがとても上手いし独創的、驚いたし嬉しかった。
最高のスタンディングオベーションをもらった気持ちがした。
やっぱりみんなに元気を届けているのでは無く、
もらっているんだなあ。
最終日、宿の窓から見た朝陽。
牛の匂いと声が聞こえてた。