嘘が言えなくなるとき。

千葉県流山おやこ劇場でパントマイムとバルーンのワークショップ。
秋に公演が決まっているのでそのまえにみんなと交流。
できた〜!
「はじめまして、チカパンです。」の交流なのだが相手が子どもだろうと大人だろうと私は緊張する。
はじめて、というのが緊張するのだ。
何年経っても、である。
先日、ほかのところで中学生の女の子に質問された。
「本番前の緊張はどうしたらとけますか?」
きっと最近なにかあって切実な質問のようだった。
私は「とける方法はない、緊張を楽しもうね」な〜んて返しケムにまく。
ところが、である。
テレビでスキージャンプのレジェンド、葛西選手が緊張をとく呼吸法を紹介していた。
鼻から思いきり吸って、更にもうひとつ吸って。
5秒息を止めて歯の間からゆっくり吐く。
「ふ〜ん…」
そして岡山県に行ってきた。
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さっそく本番前にやってみた!
某高校の芸術鑑賞会。
高校生だけに観てもらうことはあんまりない。
まちがいなくアウエー。
だってさ観客席こんなふう。
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しかし、レジェンドの呼吸法でやけに落ち着いた。
ステージは最初、水を打ったように静まり返っていた。
バッドモーニングでも関取でもクスッとならない。
なんだか「これはどこまでクスッとならんのだろうか?」と楽しくさえなってきた。
そして私はどんどん集中した。
普通なら集中どころか投げやりになったり、空回りしていくところだ。
なぜ集中したか?
もちろんレジェンドの呼吸法のおかげもあるかもだけど(笑)みんなが観ていた、からなのだ。
「見ていた」じゃ無くて「観ていた」かんじ?
なんか…、理解しようとして私をジッと観ていた、そんなかんじ。
気がつくと桜が少しずつ咲くようにぽつん、ぽつん、と笑いが来た。
控えめで慎重さは残るけれどその花は確実に増えて行った。
大爆笑にはならないよ。(だいたい、いつだって大爆笑の芸人じゃあないし〜)
だけど客席からの集中した空気はこちらに届いた。
チカパンはとても澄んだ心持ちになり60分後、無事に着地。
公演後アフタートークで質問に答えるのだがまったくごまかせなくてどんどん正直に話してしまった。
聞いてくれるから話したくなる、そんなかんじだ。
観てくれてるから表現したくなる、聞いてくれるから話したくなる。
本当にそういうこと、だよね。

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